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2008年4月22日 (火)

ねこの国3-01

Ebi118
【このお話は続きです。初めての方は「猫岳1-01」から読んでください】

猫岳 第三章 「猫の国」

「腹へったよう」
王様になったえびまるが王冠をだらしなく斜めに頭に乗せて、へなへなと座ってずうっとぶつぶつ言っている間に、猫たちはみんな元の世界に戻るか猫の国へ行くのかを決めて、それぞれのドアに行きました。
残っているのはレオと王様の付き猫3匹だけです。
「さあ、えびまる王、行きますよ」
「腹へって動けないよう」
「まったく、何言ってるんですか。腹なんか減るわけないじゃないですか。気のせいですよ気のせい」
「ほぇ? 気のせい?」
「猫の国には食べ物もあって、味もするし、おいしいですけれど、食べるのは趣味みたいなもので、食べなくたって死にません。当たり前でしょう? もう死んでるんですから」
聞いていたレオが言います。
「ボクは一生懸命でお腹のこととか忘れてましたけれど、そう言われてみるとお腹空きませんね」
「さぁ、行きましょう」お付き猫の一匹がえびまるの王冠をまっすぐに直して言うと、
えびまるはしぶしぶという感じで立ち上がりました。

 猫の国へ入ると、そこは一面の草原。
猫草や猫じゃらしの草原。どこまでもどこまでも続いています。
ところどころに木が生えていて、草むらや木の枝や木陰で猫たちが気持ち良さそうに昼寝をしています。
そして丘の上には白いお城。

(続く)


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